時差
隣り
2017年8月30日(水)~9月3日(日)
8月30日(水) 19:30-
8月31日(木) 19:30-
9月1日(金) 19:30-
9月2日(土) 15:00- 19:00-
9月3日(日) 13:00- 16:00- ☆
☆=ポストパフォーマンストーク
ゲスト:岡田尊司氏
京都大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。医学博士(京都大学)。日本精神神経学会認定専門医。精神保健指定医。日本情動学会理事。東京大学文学部哲学科に学ぶも、象牙の塔にこもることに疑問を抱き、医学を志す。ひきこもった時期や多くの迷いを経験する。京都大学医学部で学んだ後、京都大学医学部大学院精神医学教室などで研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院などに勤務。山形大学客員教授として、研究者の社会的スキルの改善やメンタルヘルスの問題にも取り組む。著作家や作家・小笠原慧としても活動している。
監督・編集・撮影|城間典子
企画・制作 | 長澤慶太(時差)
制作 |溝端友香
スタッフ | 北方こだち 北川航平
|京都府文化力チャレンジ補助事業
『隣り』 は、私と、私の幼馴染の女性との共同制作です。
この映画は、私の幼馴染が心のバランスを大きく崩した冬から春にかけてを、彼女自身が劇映画として再現することを試みた一連の日々、
そして、その4年後の彼女が過ごす日々を撮影したドキュメンタリー
映像の二つで構成されます。
いまここで病気について語る言葉を私自身は持たず、4年前の私が、どれような覚悟でカメラを手にしていたのか思い出すことが出来ずにいます。
ただ、彼女の状況や希死念慮を友だちとして受け止めるには、カメラを介すしか、私には方法がないように思えたのかもしれません。
城間典子
会場 green&garden
京都市中京区猪熊通三条下る 三条猪熊町 645 番 1
・地下鉄東西線 二条城前から 出入口1から堀川御池交差点へ向かい、御池通に入り、 猪熊通を左折、南に直進。
・バス停堀川三条から 堀川三条交差点から三条会商店街に 入り、2筋目を左折。
前売 1,000円 当日 1,300 円
※開演 30 分前 受付、開場
※未就学児のご入場はご遠慮いただきます。
精神科医である木村敏氏のテキストを読むことから始まった「動詞としての時間」、第二回目の企画は、統合失調症を診断された女性を、その幼馴染である監督が撮影したドキュメンタリー映画を上映します。
映画監督として、そして友人として、その二つの距離がつくるあわいが、この映画になるでしょう。
この映画を準備するにあたり、作品が面白いとか新しいとか、そういった事は忘れてみようと思います。
人が生きているという事を無視しないために、この映画は作られなければならないと思うからです。
長澤慶太
城間典子
神奈川県生まれ。京都造形芸術大学映画学科卒業。学内制作で主に撮影を担当する。
卒業制作「ふるまいの映画」(京都府綾部市志賀郷町での継続的な映画上映プロジェクト)が大学の奨励賞を受賞、その後京都市内で自主上映会を活発に開く。
監督作は今回の『隣り』ほか、自身の沖縄の家族についての記録映画『渡り風』、撮影と編集に『厨房男子』
(監督:高野史枝)など。