時差
したため#3『わたしのある日』(2015年10月)撮影:前谷開
©Hironobu Hosokawa
「time_travel」©Gosuke Sugiyama/Gottingham
村川拓也
演出家・映像作家。
1982年生まれ。2005年、京都造形芸術大学卒業。2009年まで、地点に演出助手として所属。独立後は演出家として活動を開始し、ドキュメンタリーやフィールドワークの手法を用いた作品を様々な分野で発表している。主な作品に、『ツァイトゲーバー』(F/T11 公募プログラム、大阪市立芸術創造館/2011,2012)、ドキュメンタリー映画『沖へ』(2012)、『言葉』(F/T12 主催プログラム)、AAF リージョナル・シアター2013『羅生門』(2013)、『エヴェレットラインズ』(2013)など。『ツァイトゲーバー』は各地で再演され、2014年5月にはHAUHebbel am Ufer(ベルリン)の「Japan Syndrome Art and Politics after Fukushima」にて上演された。
アトリエ劇研アソシエイトアーティスト。セゾン文化財団助成対象アーティスト。
岩渕貞太
振付家・ダンサー
2005年より、「身体の構造」や「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した振付作品を発表する。2010年から大谷能生や蓮沼執太など音楽家と共に身体と音楽の関係性をめぐる実験作を継続的に発表。その他にも、アニメーション作家・現代美術家など、他ジャンルの作家とのコラボレーションにも精力的に取り組んでる。世田谷美術館のエントランス、横浜美術館グランド・ギャラリー、六本木アートナイトでの野外公演など劇場外でも空間の特性を活かしたパフォーマンスを発表。その他ワークショップの開催など多方面で活躍している。関かおりとの共同振付作品『Hetero』で、横浜ダンスコレクションEX2012「若手振付家のための在日フランス大使館賞」を受賞。
急な坂スタジオレジデントアーティスト。アトリエ劇研アソシエイトアーティスト。
玉川大学非常勤講師。
和田ながら
京都造形芸術大学芸術学部映像・舞台芸術学科卒業、同大学大学院芸術研究科修士課程修了。2011 年 2 月 に自身のユニット「したため」を立ち上げ、京都を拠点に演出家として活動を始める。ユニット名の由来は、手紙を「したためる」。主な作品に、日々の記憶を思い返すこと/損なうことをめぐる #3『わたしのある日』、 作家・多和田葉子の初期作を舞台化した #4『文字移植』がある。同世代のユニットとの合同公演も積極的に企画し、 また、美術家や写真家など異なる領域のアーティストとも共同作業を行う。2015 年、創作コンペティション「一つの戯曲からの創作をとおして語ろう」vol.5 最優秀作品賞受賞。したためは 2015 年よりアトリエ 劇研創造サポートカンパニー。2013 年より Dance Fanfare Kyoto の運営に携わる。
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城間典子
京都造形芸術大学映画学科卒。卒業後は幾つかの演劇公演に俳優として参加する他、演劇公演の記録撮影や、村川拓也のダンス公演にて映像スタッフとして参加するなどの活動を行う。監督作は今回の作品が第一作となる。
石井花果
俳優、ダンサー。4歳よりクラシックバレエを始める。京都造形芸術大学舞台芸術学科卒。学科賞受賞。在学中は、渡辺守章演出「女中たち」などに参加。卒業後は活動を休止し、今回が復帰後の第一作となる。